あなたはコナーマクガレーを知っているだろうか?
2017年現在のUFCのライト級チャンピオンである。
彼は何者かというとアイルランドの格闘家である。
因みに男子だけ見てもヘビー、ライトヘビー、ミドル、ウエルター、ライト、フェザー、バンタム、フライの階級がある。
これだけ数ある中で当然各階級にチャンピオンがいる訳だが、何故コナーマクガレーが凄いかというと
フェザーとライトのベルトを同時に手にしたからだ。
例えば、過去にライトヘビー級のベルトを取り、敗れてチャンピオンじゃなくなりヘビー級に変更してチャンピオンになったファイターはいる。
しかし、同時は今までにない。
少し考えればなんとなく想像出来るが
重い階級のチャンピオンが一つ階級を下げてそこのチャンピオンと戦ったら
どっちか勝ったら2階級制覇じゃねーのか?
となる。
全くその通り!
ボクシングなどはよく何階級制覇みたいな事が言われるがUFCはあまりやらない。
あ、因みに昔にBJペンというファイターとGSPというチャンピオン同士が闘った。
BJペンがライト級のチャンピオンでGSPがウエルター級のチャンピオンだった。
しかし、結果はGSPが勝ったが2階級制覇とはならなかった。
やはりライト級のチャンピオンはBJペンとなった。
そもそもUFCは基本どんなに防衛しても違う階級をやらせたがらない。
過去にぜってーこいつには勝てなくて同階級に敵はいないみたいなファイターもいたが
階級あげて負けるのが嫌だったのかUFCサイドが嫌だったのかは知らないがやらなかった。
因みにコナーマクガレーも2階級制覇してすぐにフェザーのベルトが返上された。
そもそも何故コナーマクガレーが2階級に挑戦できたのか?
まず、言わずもだが彼は強い。
それはそーである。しかし、フェザーの防衛戦を一度も行ってないのである。
チャンピオンになるのは凄いがそこから防衛しないなんてチャンピオンじゃないとなる。
BJペンもGSPも防衛しまくってどっちも敵がいないから闘おうとなったのである。
つまりよほどの理由がないとUFCは階級別をやらせないのである。
じゃあマクガレーはなんなのか???
彼がそんな事出来る理由はわかりやすく言うと彼は人気者なのである。
凄くわかりやすく言うと彼の試合は世界中のみんなが見るのである。
試合も面白いのだが彼は発言一つ一つが面白いのである。
因みにサッカーや、野球、テニスなどの一般スポーツは強ければ強いほど
負けなければ負けないほどお金を稼げるし、人気がでる。
何故なら僕が思うに誰にでもルールを子供のうちから知っていて取り組みやすい。
それなのである程度理解していてプロを見てあーなりたいと思うので皆がみるので強いだけでOKなのである。
ところが総合格闘技は難しい。
一番良くないのは暴力に映るのである。
寝技のシーンなど一体何をしてるのかわからない人が多い。
もちろんコアなファンはいるので、その人達はわかってるのだが、皆がルールを熟知するのが不可能に近い。
まず、野蛮だと言われ敬遠される。
今だに総合格闘技が禁止の国もある。
それと、まだ新しいということもあり、わかりづらいのである。
ボクシングなどは殴って倒すと非常にシンプルなのだが総合格闘技は殴って倒しても寝技で対応などとにかくどこが勝ちなのかわかりづらい。
それなので開拓が難しいスポーツなのである。
例えば総合格闘技をいきなり見ても何をしてるかわからない人が多い。
どうすれば決着がつくのかがわかりづらいのである。
しかも、強い奴と強い奴が戦えば当然力は拮抗し、判定になりやすい。
僕もUFCは大好きだが勝ち負けがわかった判定の試合をもう一度見るとキツイ。
なんせチャンピオンだと5分×5ラウンドあるので25分結果のわかる試合はキツイ。
それと、知らない格闘家同士の試合は感情移入できない為余計面白くないのである。
僕のスポーツ論だが、野球もサッカーも人気選手がいる。メッシでも大谷翔平でも皆は一度は聞いた事があると思う。
彼らが出てると世間的によく聞いた事があるので見てしまう。
そこでメッシとかが活躍して盛り上がるとメッシの玉を取れなかったキーパーなどを見る。
とするとそのキーパーがイケメンだったりカッコイイタトゥーが入ってるとそのキーパーに興味を持ちそのチームに興味をもつのである。
なので一度もサッカーやった事のない女子などでも感情移入しやすいのである。
実際日本でもK-1などでも人気があった。
魔裟斗というイケメンのオシャレなファイターが強いという為である。
その為魔裟斗に憧れるファンが増え日本の格闘技は大人気となった。
また、ボフサップや曙などの巨大なよくわからないんだけど人間離れした化け物の戦いなど入り口が広がりました。
そこを入り口にし、実際に世界最強は誰なのか?みたいな日本の格闘技も一時盛り上がりました。
しかし、基本的に今日本の格闘技はメチャメチャ衰退しました。
理由は世界最強を目指す奴がUFCに行って世界最強の選手が日本にいないからです。
しかも、人気選手もほとんどいないので日本だけの団体で生活できる選手はほとんどいません。
じゃあUFCに行けばいいじゃん!てことになりますがそこに行くのは半端じゃありません。
日本の中でもその階級の3本の指に入ってなければでることすら出来ません。
入り口が非常に狭いのです。
しかもUFCのチャンピオンになっても人気がなければファイトマネーはそんなに高くありません。
そうなんです。マクガレーは強くて人気があるのでファイトマネーが高いのです。
じゃあ彼のどこがいいのか?となりますが、彼は観客が何をやったら盛り上がるのかを熟知してます。
ドナルドトランプはメディアをよく知っているのでそれを上手く使う事に長けています。
コナーマクガレーも同じです。
多分天性なのでしょうがこうやったらみんなが盛り上がるという発言をするのです。
マイクも上手くて強い!そうなると当然人気が出ます。
UFCも彼がいれば数字をとれるのがわかります。
なのでコナーマクガレーの事は特別扱いします。
それなので彼が2階級制覇をしたいと言ったらさせます。
彼がヘソを曲げたら数字がとれないのだから当然です。
そうするとやりたい放題です。
彼はライト級のチャンピオンになった時から長期休暇に入ってます。
今度はボクシング界のスーパースターのメイウェザーと試合をするという噂です。
もうなんでもありです。
総合格闘技はどこに行ったのでしょう(笑)
他の格闘家は皆マクガレーとやりたがります。
なんせ彼とやればお金になりますから。
しかし、彼は当たり前ですがそこまで行くともう闘う必要がないのです。
なんせ孫の代まで稼いだのですから。
闘う必要があるなら、相当お金が稼げる試合か自分にとってプラスな試合しかしません。
選手一人の影響力が凄すぎて団体が彼中心になってしまったからです。
これはマクガレーだけでなく魔裟斗も同じだった気がします。
魔裟斗中心のK−1になっていました。
マッチメイクや判定など明らかにおかしかったです。
でも僕は間違ってるとは思いません。
何故かというと人気者の出現によりその分野が盛り上がるからです。
それを、カリスマとも呼びます。
今、時代はネット社会です。
若者などはツイッターでもインスタでもフォロワー数を気にします。
人気が仕事になりフォロワー数が求められるのです。
つまりどれだけ影響力があるのか?
マクガレーの出現は格闘技の歴史を変えました。
まさに現代の最先端の格闘家だと思います。
しかし、今現代はまさにそういう時代です。
メディアの使い方が上手ければ大統領にだってなれるのです。
人気が必要です。
僕は営業の仕事をしていますが、ただ売ればいいという時代ではないのです。
どれだけ同業にもお客にも人気があるのか?
それが大事なのです。
UFCを見てそう思った今日この頃です。
コメント
コメント一覧 (1)
まさに神の領域の人ですね!