僕の会社は営業をやっている会社です。そこでもちろん成績良い奴もいますが悪い奴もいます。1ヶ月に一度会議をしてそこで何が良かったか悪かったのかをフィードバックしていきます。
僕の職場はこの仕事をやっていて必ずフィードバックというものをやらされます。それは、何か?と言いますと例えばこの図を見てください。

この図でボスを倒す為にABCの3人は自分がオススメする武器をつかってボスを倒そうとします。その結果このような事が
起きました。
皆自分が考えた武器を使ってボスを倒そうと考えた結果このようなダメージを与えました。
この結果をABCの3人の上司が振り返ってコメントを言ってボスにもっと効果的な倒し方はなんだ?と検討するのです。これがフィードバックです。
例えばこの場合Aは炎の魔法を使った。それで500ものダメージを与えた!素晴らしい。
Bも金のオノを使い300与えてくれた。このオノをもっと磨けばよくなるかも。
Cはまわしげりだとミスの可能性が高い。次からはやめといた方がいい。とコメントするのがフィードバックです。
今回紹介したいのは仕事が出来ない社員のフィードバックはとても重要です。下手するとその社員が潰れるかもしれませんし、それがきっかけで伸びるかもしれません。今回仕事が出来ない社員のフィードバック法を考えます。

ABCの3人の中で仕事が出来ない社員とは?

このケースで言うとCがもちろん仕事ができません。相手にダメージを与えるのを目的とした場合当たってないので何の意味もありません。この場合の上司の注意点が問題なのです。例えばよくあるケースで頭ごなしに怒ったりする人がいますがこれは、全く本人に無意味なのは言うまでもありません。怒られるともう二度とボスと闘いたくなくなります。中にはそれで燃えて、もう一度やってやる!という人もいることはいますが無意味に怒るのはよくありません。
ここでいうフィードバックが難しいCに対して僕なりの考えを言います。

Cに対してどういうかで今後が変わる。


AやBはこういうのはなんですが放っておいてもある程度は伸びます。きっともっとすごいアイテムを駆使してボスにダメージを与える事ができるでしょう。
しかし、Cにしっかりフィードバックしないとまた、間違った方向に行く可能性が大きいです。例えばCはCでまわしげりをものすごく練習したものでこれしかないと思ってやっていたとします。そこで上司であるあなたがまわしげりは無意味だ
というとCのやる気はなくなるのです。それなのでCの個性を生かしつつ修正させる必要があります。
仕事が出来ない社員というものは僕が長年見て一種の傾向がありますが第1に伸びないという事が言えます。これは、例えばある一定の誰でも出来る仕事を出来るようになってそこからステップアップとなるとそこから止まってしまうのです。何故そうなるか?というとそういう社員は我が強いというか説明してもアウトプットしなかったり、自分のやり方を貫こうとしてしまうのです。
それなので何度教えてもそれ以上は伸びなくなります。そこで僕の営業の会社でそれを改善する為にフィードバックをする事になったのです。

営業においてのフィードバックについて。

僕の会社は飛び込み営業を主にやっていますが、成績が伸びる人はごくまれです。これは、色んな説がありますが、一番よくないのは先入観だと言われています。飛び込み営業に関してはこの記事を参照してください。
飛び込み営業の記事

この先入観というのがよくなくて、なんとなく契約を貰えないんじゃないか?と思ってしまうとその気持ちのせいで全てのお客様から契約を貰えなくなってしまうのでは?という幻想にとりつかれます。思い込みというやつです。それ以外にも色んな原因があるのですが、その原因を解決する為にフィードバックをとりいれました。そうすれば、成績不振の社員も伸びるのではないか?と。
しかし、ここからが問題。

ところがフィードバックをやるととんでもない事に。



月一でフィードバックをやって成績不振の者と話をするとどうなるか?というとほとんどが面倒くせーから早くおわんないかな。と真面目に聞こうとしません。ほぼそうなんですがこういう成績不振で長年いる人は営業成績を上げようなどと思ってないのです。それに自分の変な癖がついていてなかなかできません。それに、自分が出来ないから色々言われるんだ!と思うとひねくれて余計めんどくさい事になります。素直に聞いて欲しいのですがなかなかそうはうまくいきません。


フィードバックを効果的にやるには?

まず長年やってて成績が上がらない者は変な癖がついてるのと直そうとも思ってない人がほとんどです。あまりそういう人達がたくさんいると、業務成績も全体的に悪くなるので、辞めてもらうことをオススメします。僕が営業の業界にいて思うのが成績不振な者でダラダラやる人は後に迷惑になるので早めの対処が必要です。それなのでフィードバックを効果的にやるには新人のうちに何度も行うべきです。そうしていけばある程度はのびてきます。
ただ、新人は傷つけず例えば全く無意味な方法をやっていたとしても
「それも、いい方法だけどこっちもやってみたらいいと思うよ。」
などやり方をすり替えたりしてアドバイスすると効果的です。
とにかく営業に関しては否定というのは絶対よくないのですり替えでアドバイスすると効果的です。


最後にフィードバックの効果的なやり方として。

フィードバックは仕事が出来ない人も出来る人もやれば必ず効果が上がります。何故成績が上がったのか?下がったのか?を指摘する事が重要です。特に伸び悩んでる社員には的確なフィードバックをやる事により、成長が変わるといっても過言ではありません。まず、上司であるあなたがフィードバックをするということは物凄く今後の営業スタイルが変わってしまうので慎重に的確にやるべきです。
特に営業は才能がある者とない者で差がつきやすいものです。
しかし、才能がない者でも適切なフィードバックを行えば必ず成果は出ます。また、同行営業をしたり、後ろで見てあげてからのフィードバックも効果的です。仕事が出来ない社員は本人が一番悩んでます。そこを上手くカバーして良さを引き出すのが僕は管理職の腕の見せ所だと思ってます。