教習所は今も変わらないと思うが通いながら取得するところと、合宿の2通りがある。
僕は合宿でとったパターンである。
その時非常に凄い体験をしたのでその時の思い出を書きたい。
彼は古谷君と行って免許取りに合宿にきた普通の大学生だった。まあ見た目も普通な奴だった。
しかし、考え方が非常に面白い奴だった。僕らは男子が3人の女子が2人のグループに分かれた。その時、彼の野望について聞いた。
彼が唱える恋愛は数打ちゃ当たる論。

初日一緒にごはんを食べてると、古谷君と話す機会があった。
彼は恋愛は確率で数打てばいくらでも女は出来ると言っていた。
しかもかなりのナルシストで俺が本気で女を口説けばかなりの人数をゲット出来ると豪語していた。
彼いわく、アタックしまくればいい女はほとんどゲット出来ると豪語していた。
それなので、彼は僕たちにこう言った。俺はこの合宿で10人の女を上から順に落としていく。
凄い事だが彼があまりに真剣に言ってるので誰も止められなかった。幸い自分のグループの女の子とは距離を置いていた。
いわゆる男子グループと女子グループに分かれていたのでその会話は僕のグループの古谷君と松下さんと僕だけが聞いていた。
どうやって10人も告白するのか?
まず、彼いわく、合宿や免許センターに来るかわいい子にガンガン話しかけて、そこから上から順に告白していくと言う事らしい。
とんでもない事を彼はやろうとしていたが彼は東京の大学に通い、ナンパばかりやってるらしく女性に声をかけるのは得意らしいのだ。
さっそく始まった。
まず、免許の講義以前に彼は早速次の実習を待ってるかわいい子にガンガン声をかけて言った。
僕もナンパはするが彼は恥というものを知らないらしくみんながいても気にせずガンガン声をかけ始めた。
後で聞いてみたが彼は嘘か本当かわからないが100人切りを達成してるらしい。
自分いわくかなりのモテ男で彼女が3人いるらしい。その自信は成功体験からくるらしくみんな彼が次に何をするのかに注目した。
もはや免許合宿の意味はなんだかわからないものになっていた。
そこから数日が過ぎた。
数日過ぎると彼は色んな女子と仲良くなっていた。
これは、非常に不思議に思ったが、彼は一体あんな複数の女の子と話す自信はどこからくるんだろう?と思った。
普通はそんな自信は出てこない。
そこで、古谷君と飯を食べた時だ。彼の計画を聞いたがどうやら彼の中で絶対にイケるという女の子がいるらしい。
その子から告白していくという計画を聞いた。教習所に行った事がある人はわかると思うが学校のようになってだんだんみんなの顔を覚えてくる。
その中で古谷君はガンガン女子に話しかけるから相当目立っていた。
数日後、結果が出た。
古谷君はその狙っている子と飲みに行ったらしい。しかし、他に好きな人がいるという理由でフラれたらしい。
しかし、彼はそんなことではめげなかった。その後、僕も見てて思ったのだが周りの女の子が古谷君の事をあまり相手にしてないのが伝わってきた。
ヤケクソで告白しまくる古谷君。

とりあえず飲み会に誘っても女子が来ないらしく、古谷君はどんどん告白していった。
しかし、答えはノーで中には告白の返事すら聞いてもらえないような人もいた。
しかも、古谷君の良いところは必ず僕らにも結果を報告するのだ。
その中で約束だから10人に告白するというのを彼はキッチリやり遂げた。
もちろん結果はみなさんが想像できるだろうが全員失敗である。
しかし、古谷君は全く平然とした顔をしていた。傷ついたりも悲しんだりもショックが一ミリもなかった。
何故古谷君は平気なのか?
僕は彼の事を変な奴だなーと思っていたが彼は彼でこの結果を非常に分析していた。
まず、彼は何故あんなにフラれて凹まないか?というと、別に教習所は卒業したらほとんど会う事はないから大丈夫だという事実だ。
だから別にフられるのは全く構わないらしいのだ。
だが、彼はウソをついたり、結果を曲げたりしない。
何故ダメだったかを分析したのだ。数打ちゃ当たる戦法は何故ダメなのか?という事を凄く分析していた。
ここで、普通フラれたら恥ずかしいと思うのだが彼にはそれがない為冷静な自己分析が行われた。
何故失敗したのか?
古谷君の分析と僕も同じだが同時に色んな女の子と話し始めると、軽い奴とか、気持ち悪がられる。
これは、非モテコミットにならない方法