山本KID選手が胃がんで亡くなりました・・・

ショックの方も多いと思います。

今回は彼の為にも彼が何がどう凄かったのかを書いてみたいと思います。


何故山本KID選手はそんなに注目されたのか?


まず、日本で格闘技が流行ったのはK-1からでしょうね。

当時デカイ格闘技選手がぶつかりあいながら戦うという非常に絵をみてわかりやすい立ち技のみの戦いが始まりました。

立った状態でパンチやキックを出して空手、ボクシング、ムエタイなどの選手がどれが一番強いのか?をテーマみたいな感じで始まりましたね。

しかし、当時は日本人のような小さな体格だとあまり迫力がなく面白くない。

デカイ男達が殴りあっているど迫力にみんな興奮していました。

総合格闘技はどう流行る?


総合格闘技はUFCというところから始まりました。

金的、目潰しナシでそれ以外制限がないルールでアメリカから生まれました。

その中でホイスグレイシーという選手が体が小さいのに柔術という柔道から発展した競技で小さな者でも大きな者に勝てるという寝技で一世を風靡しました。

そこから日本で前田日明さんがリングスという総合格闘技団体を作り流行りました。

やはりでもそこでもデカイ選手同士が戦うという構図に変わりません。


PRIDEの出現で総合格闘技は一気に広まる


当時リングスが終焉を迎えようとしてる時PRIDEという団体が始まりました。

当時最強だったグレイシーと格闘技で最も強いのはプロレスだとガチで信じてた日本人がぶつかり合いました。

そこで桜庭選手のようなスターが出てきました。

彼の出現により総合格闘技は日本で一大ブームを巻き起こしました。


大きい選手は何故人気があるのか?


PRIDEでも結局は大型選手が主役でした。

ロシア人とクロアチア人の殴り合いを全く無関係な日本人が発狂していたんだからヘビー級は凄い人気でした。

彼らは何故人気があるのか?と言えば迫力があるからなんです。

それと世界最強って言葉をつける時ライト級の一番強い選手がヘビー級の一番強い選手と戦っても絶対に勝てません。

体重差ってそんだけデカイんです。


日本人に向けた修斗が始まった。


日本でも軽量級のブームが流行りました。

修斗という団体で佐藤ルミナ選手が筆頭になり様々な身長も小さく身体の小さい人達が活躍するようになりました。

だが、ヘビー級より面白いか?と聞かれたら面白くありません。

何故なら迫力がなく寝技などになると何をしてるのか一般視聴者にはわかりづらいからです。

何故軽い階級が人気がないのか?と言えば総合格闘技は寝技が理解しづらい上に軽い選手だと迫力がない為面白くないんです。


日本は軽い体重が多いのに総合格闘技が盛り上がらない。


そんなこんなで日本で総合格闘技が流行ったのは桜庭選手のようなv sグレイシーがあったこと。

ヘビー級の戦いが面白かった事です。

いくら軽い階級が頑張っても面白くありませんでした


その時格闘技界にカリスマが現れる


PRIDE全盛期の時に最初K-1の団体で山本KID選手が出てきました。

彼を最初見たとき目がメチャクチャギラギラしてて全身の本能が戦いに向けられてるオーラを発していました。


他の選手と色気やオーラが全く違うのですぐにテレビの人気者になりました。

これまで軽量級で活躍できるのは小柄な日本人なのですがグレイシーの影響なのかどうしてもグラウンドにいくことが多く打撃で魅了できる人間はあまりいませんでした。


何故KID選手は打撃が凄いのか?


それは、レスリングというベースがあるので彼をテイクダウンする事は非常に難しいのです。

なんせオリンピック候補ですからね。

それと彼は天性の打撃センスを持っていました。

魔裟斗選手とも互角に打ち合えるくらいの。

それと彼は速い!瞬間の動きが速いので見てて楽しいのです。

それで彼はたちまち大人気になりました。

やっぱり格闘技ってKOが一番盛り上がりますからねえ。

KID選手により総合格闘技の軽量級が大人気。


彼の出現により日本人でも小柄でキャラがある選手が際立つようになりました。

彼が輝く為にその他の選手が出てきたのです。

そのうちメインが重量級ではなく軽量級になる時代になりました。

これはKID選手が盛り上げた結果だと思います。

確実に彼がいなかったら日本の総合は盛り上がりませんでした。

現在Rizinがテレビ放映されてますが小さい選手がメインになる事も多くたくさんのスターが軽量級から誕生しています。

これは先駆者のKID選手のおかげですね。

安らかに眠ってください。