あなたは青木真也選手をご存知だろうか?

現在OFCのチャンピオンで今日防衛戦をする。

現在2019年5月17日。

一度はチャンピオンを失ったもののその後また恐ろしい強さでチャンピオンに返り咲いた。

僕は格闘技は好きだが選手でもなんでもない。

では、何故彼が現在日本であそこまで強いのか?

僕が今回言いたいのは彼があれだけ活躍出来る背景に何か仕事や会社で応用できる事があるのではないか?
という事だ。

その秘密はどこにあるのかまずは格闘家と別の視点で考えてみたい。


青木真也選手と他の選手の違いは?

現在OFCという団体でたくさんの日本人が活躍しているが、ほぼ成績はよくない。

昔PRIDEが日本の格闘技で流行していた時は日本人のチャンピオンも数多く生まれた。

だが、現在UFCでもOFCでも活躍出来ている日本人は少ない。

理由はカンタンで総合格闘技が爆発的に広がり世界の人々が取り組み始めたからだ。

そのせいで身体能力の高い外国人が同じ練習をやったらそりゃ強くなるでしょって話。

OFCはアジアの団体だが、それでも競技人数で優秀な人はやはり人口の多い国から必然的に出てくる。

そして、日本の格闘技のマーケットは縮小傾向にあるし、その中でハングリー精神の強い外国人の選手に勝てないのも当たり前だと思う。

でも、青木真也選手は結果を出してる・・・


なんで???

他の選手と彼は何が違うのだろう。

彼の著書を読んだが、彼は柔道をやっていたが、それほど有名な選手ではなかった。

ところが、彼は総合格闘技の世界で華々しい結果を残した。

石井慧選手は柔道で金メダルを取り、現在世界でも活躍しているが残念だがUFCやOFCのチャンピオンには慣れてない。

また様々な金メダリストが挑戦しているが物凄い結果は出ていない。

因みに青木真也選手はそれほど身体能力は高くないと言われている。

では、何故他の選手に比べて圧倒的な成績を出せているのか?

完全に素人の意見だが、彼のインタビューや、著者を読んで考えてみた。


彼の動きは他の選手とは違う。


青木真也選手の試合を見てて何か疑問を持たないだろうか?

それは、彼は独特の動きをするのだ。

まあ、格闘技に詳しい人がそこを解説すればいいのだろうが、彼は柔術が得意で寝技で決着が多いのだがなんか他の選手と動き方が違う。

今総合格闘技はグラウンドで下になったらマズイ!と言われている。

下から三角絞めや色んな技ができるのだが、殴られるリスクが高いので上からポジションを取るのが有利だとされる。

青木真也選手の過去の試合を見ると引き込んでそこからあらゆる関節を取るという場面が多かった。

しかし、近年はほぼグラウンドで上になって戦う。

つまり戦い方が変わったのだ。

時には足関節を狙う場面などがあるが出来るだけリスクを犯さない場所から狙う。

いや、そんなのわかっているけど、難しいから困ってるんだよ!と言われるだろうがどうしてそんな事が出来るように彼はなったのだろうか?

僕は思う。それは、彼は流行を追って捨てる事が出来る人間だからなのだと。

では、それはどんな事なのだろうか?

青木真也選手のSNSで紐解く強さ。

彼はあらゆる事をSNS上で発信する。

彼の生き方、家族、ビジネスとにかくなんでもやる。

とにかく彼は飛びつくのが早い!Voicy、ブログ、ノート、オンラインサロン、ポルカありとあらゆる事をやるのだ。

まるで、ネット芸人のようだ。

この人本当格闘家なのか???くらいネットの世界でやる事なす事早い!

僕が言いたいのはつまりそこなのだ。

彼はありとあらゆるものをインプットし、そして実行する。

そして、次から次へと色んな事を始める。

このスピード感が抜群に凄いのだ。

何故日本人が格闘技で活躍出来なくなったかを再び考える。


昔、PRIDEの時、ゴミ、マッハ、三崎、川尻など様々な有名選手がいた。

だが、現在彼らはチャンピオンにはなれてないし、目指してもなさそうに見える。

では、どうしてなのか?

まあ、素人の僕から見て彼らのファイトスタイルは昔とあまり変わっていない気がする。

ところが、青木選手はコブラツイストや、肘打ちKOなどどう考えても昔使ってなかった技で勝利しているのだ。

つまり、これって進化しているという事じゃないのか?

実際試合になると、自分の1番強いところで勝負しようとするから基本的に同じ技や成功した技に固執してしまうだろう。

だが、何故青木真也選手はバリエーションが多いのか?

近年で、あそこまで色んな技で決着をつける選手はいないと思う。

PRIDEの時ノゲイラ選手がありとあらゆる関節技で有名になったがそれ以上だと思う。


それは、新しい技を研究して練習でも色んな技を自分のものとして会得しているからだと思う。

では、何故他の選手はそれが出来ないのか?

ある意味青木真也選手はこれからの日本を象徴している。


現在の日本は恐ろしいスピードの情報が溢れかえっている。

あまりにも、情報が溢れすぎて少しでも、時代に合わなくなるとその企業は潰れてしまう。

年功序列、終身雇用も崩壊してる企業も多い。

つまり、以前と同じ事をやっていてはダメすぐに衰退していってしまうのだ。

例えば、格闘技の技術などは現在これほどネットが普及している。

身体能力の高い選手がいいコーチとトレーニングやキャンプをすればすぐに強くなれるだろう。

その中で身体能力の劣った日本人がアメリカの有名なジムを真似しても勝てるわけがないのだ。

つまり、最先端の情報に毎日触れていないといけないのだ。

青木真也選手が強いのは情報感度が高いからだと思う。


まあ、SNSだけで見た感想だが、青木選手は情報感度がメチャクチャ高くてそれを取捨選択出来る能力が非常に高いのだと思う。

彼はそれを本能的にやってると本に書いてあったがまさにその能力こそがこれからの格闘家だけでなく全ての職業に求められる事だと思う。

それをストロング本能と呼ぶのだろうが、様々な情報から自分の道を選ぶ。これが大切だ。


常に新しい物に触れアウトプットしていく能力とは。


まあ、青木選手は天才的な格闘技の才能があるのはもちろんだが、こうしたありとあらゆる新しい情報をキャッチして試す能力がズバ抜けてると思う。

何も柔術が得意だとか手足が長いとかそういうところからきてるのではないと思う。

インターネットの世界においてもこれだけガンガンやるわけだから自分の好きな格闘技においてはそれこそ素晴らしい情報収集力を持っているはずなのだ。

これは、一般でも応用できると思う。

会社や事業でただなんとなくボーッと過ごしてはたちまち他の企業からやられてしまうだろう。

ところが物凄いスピードで新しい情報にガンガン触れそれをどんどん試していくと自分が成長できる。

青木選手が何故世界で勝てるのか?秘密はそこにあるのではと思った。

青木選手から学ぶ現代を生き延びる術とは?


青木選手のように自分が、気になる事や誰もやらない事、などアンテナを張って実行していく事がこれからの現代には必要だと思う。

彼は何故強いのか?というと彼の強さに対応できないからだ。

つまり、誰もが知らないブルーオーシャンな部分を発見して、そこを強化する。

そこが現代でサバイブする方法であり、強さの秘密ではないのか?

彼の闘いからそれが感じられた。